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無極静功とは?


薛 永斌

中国気功は、現代社会におけるストレスへの対処や、自然治癒力の向上、潜在能力の開発、心身統一の精神修養などに応用されています。気功の基本とも言える養生気功は、自然哲学を背景にした奥が深いものです。その伝統は3000年以上にわたっており、いまでもしっかりと受け継がれています。

中国養生気功の代表的な流派「無極静功」(むきょくせいこう)の功法は簡潔、合理的で、高度なバランスを追求するもので、養生効果に優れています。現在、上海を中心に、中国大陸の各地、そして日本、アメリカ、シンカポール、香港、フランスなどの地域にも広まっています。

無極静功の基礎は、中国河北省唐山の陳済生(ちんさいせい)老師がまとめたものです。陳老師は幼いから各派武術を習得、のちに河北省豊潤の武術名師趙慶長(ちょうけいちょう)老師に師事し、気功、八卦掌(はっけしょう)、形意拳(けいいけん)などにも極めて優れた技術とパワーを持っており、太極の名家として知られています。陳老師の作品には、静功纏絲(せいこうてんし)太極拳108式、静功纏絲太極拳24式などがあります。

無極静功の主宰、中国気功科学研究会名誉理事の呂継唐(ろけいとう)老師は、陳老師の継承者で、若い時重病のため、陳老師に従って気功と太極拳を勉強し始めました。呂老師は、健康法を重点に、無極静功養生法などを考案し、気功の理論と実践の発展に大いに貢献し、それらの成果で中国気功界から高い評価を得ています。

薛永斌(せつえいひん)は、1968年に「無極静功」に入門、1987年7月から日本気功協会主任指導員になり、1993年呂老師より日本における「無極静功」の全権責任者として委任され、「無極静功日本」を設立しました。

無極静功日本は、気功と太極拳の融和、すなわち、優れた養生健康法と合理的強い武術の結合を目指しています。その内容には、無極静功養生十二法、無極静功太極24式(標準式、定歩、活歩)、無極静功太極108式(標準式、定歩、活歩)、推手(すいしゅ、組み手のある太極拳技の練習.定歩と活歩を含む)、手(たーしゅ.定歩と活歩を含む)、截勁(さいけい)、散手(さんしゅ、実戦の練習)などがあります。

(2000年10月)


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